台湾から来た素敵なご婦人の話。
我が家のゲストルーム。
縁あって、台湾から来たご婦人を4日ほど泊めました。
まあ、ご婦人というか、、、台湾のおばちゃんと言った方が、しっくりくるかな。
親しみを込めて、ここではおばちゃんと呼ぶことにします。
1日目は、おばちゃんはゲストルームが非常に狭くて残念だ、私たちの喋り声がすると眠れないから静かにしてほしい、など極めて率直に伝えてきました。中国人、すごいな。はっきり言うんだね。びっくりと共に、何だか感心。伝えなくては伝わらない。当たり前のことを当たり前にしているだけなんだと気持ちを切り替えました。
1日目に、こうしてほしい、とはっきり言っていただいたおかげで、二日目からは何の遠慮もわだかまりもなく、いろんな話をするようになりました。と言っても、私は普通に会社に行っていたので、朝と夜の少しの時間ですが。
おばちゃんは、もともとずっと高校の先生をしていて、今は引退しているのだけど、とても人生を楽しんでいる方です。ご主人を、若い頃に亡くされています。
英語の勉強をしに、ロンドンに一ヶ月語学留学したり、大好きな日本を何回も訪れたり。今は、日本語も勉強中です。おそらく、60代半ばくらい。まだまだ学びたい、たくさんの人に出会いたい、そんな魅力的なおばちゃんを、好きにならずにはいられませんでした。
おばちゃんと私は、いろんな話をしました。私の仕事の話、相方との出会いの話、おばちゃんが大好きな京都の話、宗教を問わずお寺が好きなこと、1日一回のコーヒータイムを楽しみにしていること。
英語と日本語を混ぜながら、時々ネットで言葉の意味を調べたりしながら、ゆっくりとゆっくりと話をしました。
これまでの人生のこと、幸せとは何か、自分とは何者か。それを探し続けること。
そんな話にまでなりました。初めて会った台湾のおばちゃんと、4日の間に心が触れ合ったのです。
私たちには、漢字という共通言語があるじゃないか、とお互いの名前を漢字で書いてみました。おばちゃんの中国名には、「惠(恵)」という漢字が使われていて、「この漢字の意味しってる?」と聞いたら知らないと。えええ、中国人て漢字の意味知らないで使ってるの??とびっくり。
私の拙い英語力では「恵」の意味を伝えられず、ウェブの辞書で調べたらblessing、graceと出てきて、ようやく伝わりました。日本でも、「恵」さんや「恵子」さんという名前の女性がいっぱいいますよと言ったら、じゃあ私の日本名は「メグミ」でいいんだね、とおばちゃんはとても嬉しそうでした。
国が違っても、言葉が違っても。むしろ違うからこそ。同じ何かを見つけたり、一緒に笑ったり、感動したりすることが嬉しい。
はっきりものを言うおばちゃんは、日本人である私が、遠慮してはっきり言わないこともちゃんと知っていて、気を使ってくれました。夜には、「あなたと喋ってると楽しいから時間を忘れてしまうけど、そろそろお風呂に入ってきたら?」とか、朝は「会社遅れちゃうんじゃない?早く行きなさい」とか。
おばちゃんは、今朝、我が家を後にしました。必ず台湾においでね、その時には美味しいカフェと小籠包のお店に連れて行ってあげるからね、と約束してくれました。
必ず、行きます。
人生は何が起こるかわからないね。まさしく神の恵み。素晴らしい出会いに感謝の4日間でした。
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いつもありがとうございます。
コメント4件
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違う文化を持つ人との出会いは、いろいろな意味で「勉強」になりますよね。
60歳過ぎても好奇心いっぱいに生きて、人生を豊かにしている姿から、とてもいい刺激を受けたのでは?
ブログを読んでいる私も、やる気が出てきました。
素敵なお話、どうもありがとう☆
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ぽえむ*さん
コメントありがとうございます^o^
そのように感じていただけて、とても嬉しいです。
国や文化の違いより、同じ女性として共感する部分が多かったです。
ぽえむ*さん宅でもそのような話をされていたのは奇遇ですね!
私もぽえむ*さん宅にステイしたいです!笑
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ひまわり7939さん
ありがとうございます〜^o^
本当に勉強になりました!いくつになっても、人は成長し続けることを教えてもらった気がします。
中国に対してあまり良いイメージを持っていなかった私ですが、その人を見なくてはいけないと痛感しました。
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こんばんは。
素敵な話でじ~んときました。
育ってきた文化は違えど、
違いを認めると自分の世界が広がる素晴らしい体験ですね。
偶然にも、今日の夕飯の時、娘が巣立ったあとは、
娘の部屋を誰かに提供できるようになりたいねって話したところです。
台湾に行かないといけませんね。